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April 18, 2004

ありがとう〜だけでいいんだけど....

こうやって、webページを開設していると、いろいろな意見や質問のメールを受け取ることがあります。頂いた質問にはできるだけ回答を書くことにしているのですが、ここ数年くらい前から、その回答に対する返事が来ないことが多くなってきました。お礼を言われたくて、返事を書いているわけではないですが、回答にかなりの時間をかけたり、きちんとした回答にするためにいちいち調査をしたりすることもあるわけで、ちょっと悲しくなります。まぁ、僕もお礼のメールを出すのを忘れたことがある(最近は、出すようにしてますよ)ので、あんまり人のことは言えないんですが(--;。

さて、今日はそんな回答の中(爆)から、放送大学大学院の入試について書いた回答を掲載します。こういうところに載せちゃえば、お礼の期待(^^;とかしないですし、もっと多くの人の役に立つでしょうからね。読みたい方は、↓からどうぞ。

さて、放送大学大学院の受験の情報を、僕が知っている、または思っている限りの上で、お話ししたいと思います。

ただし、僕は「初年度の総合文化プログラム」の学生であり、僕がここで書いたことが「現在の臨床心理プログラム」でも通用するかどうかについてはわからないということを、先に申し上げておきます。

そして、過去問については「問題ない」ということなので、省略します。心理学については僕も大学院に入学する前に、学部で数年間学習しましたが、あの論文で問われていることは臨床心理学の基本的な部分だと認識しております。逆に言うと、試験のレベルなどを気にされる場合には、放送大学そのものをおすすめしません。通信制の大学は、通学生よりも卒業が大変だと思うのですが、一般的にはやはり格下に見られたりもしますので。

過去問の話が出たので、先に面接試問について書きます。面接は、研究計画書に基づいて行われます。よって、面接の教授は研究テーマに沿った方が担当されます。僕のときは、3人いたと記憶しています。服装はスーツで行きましたが、まぁ、どちらでも良いみたいです。

一次(書類選考)で2倍にまで絞り込むようですので、どちらかと言うと、二次に行くまでの方が大変なようです。研究計画書と志望理由書が主なものになります。どのような分量を要求されるのかは、僕のものを参考にしてください。下記のページにあります。

http://plecom.org/license/plan.html

志望理由書は「なぜ、放送大学大学院で学習したいのか」という理由を書きます。できれば、なぜ、放送大学大学院でないといけないのかというところまで書けると良いと思います。そして、生涯学習を担う放送大学という性質上、学習したその成果を社会にどのような形で生かすことができるのかも書けると良いでしょう。

研究計画書(研究テーマ)は、まず題目を書き、それについての計画を書いていきます。「計画書」だということに注意してください。どのようなことを研究したいのかも重要ですが、どのようにその研究を実現するのかが重要です。実現できない計画は、もちろんできないので不合格だし、研究計画を立案する能力的に言っても不合格でしょう。そして、この計画は志望理由とリンクした方が良いと思います。こういう志望理由があるから、こういう研究をしたい、そのためには目的をこのように打ち立て、実際にはこのように研究を進めていく、そして、その結果をこのような形で社会へ還元したいという流れが作れれば、ひとまず良いかと思います。別の書類ですが、一貫性があれば、それは強みになると思います。

そして、研究計画書は小さい論文の形を作ると思ってください。動機を書き、目的を書き、実際の計画を書きます。中身は、その専門の人が読むということを考え、専門用語などは適宜使います。そして、使用した参考文献は、全て最後に記載します。この辺りの形式的なことも、きちんとしていた方が良いでしょう。

研究計画書は実現性がなければならないと書きましたが、細かい手法や、そこから予想される仮説などは、この時点で書く必要はありません。それは、研究指導を受けながら決めていけば良いことだし、あまり柔軟性のない計画は実現性に欠けると見られることもあるようですから。また、実現性という意味では、研究内容を広げすぎないことも重要です。「ちょっと狭すぎるかな」というくらいが、ちょうど良いと思います。

ここまで読んで気づかれたかと思いますが、特に「放送大学大学院」だからと言って、特別なところはありません。現在、臨床心理士へつながる大学院はどこも大人気で、高い倍率を叩き出しています。これを勝ち抜くには「こういう内容の研究をしたい(学びたいではありません)という強い思いと、それに裏打ちされた研究計画なんだと思います。で、本当に強く思う人は、自分の研究計画に合わせて、最適な教授のいる大学院へ入学を希望するはずなので、困らないはずなのです。しかし、それにはいろいろな事情が各自あるわけで、最適値を探すという作業の中で「放送大学大学院」に目をつけたのでしょうから、それならそれで「ここでなければいけない理由と想い」というのを書類にぶつければ良いのではないかと思います。

形式的なことは、先に書いた通りです。もし、その辺りのことについて、もっと詳しく知りたいのであれば、下記の本をおすすめします。「なぜ、大学院を受験するのか」というところまで、受験前にきちんと考えさせてくれる良い本だと思います。僕は、この本と研究テーマを書くための文献以外は、特に読みませんでした。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478731756/qid%3D/249-6775782-6370734

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